2010年07月07日

現場の人との話は、参考になりますね。

昨日は、スタッフを連れて、現場を廻ってきました。



その時ちょうど、鉄骨住宅の屋根屋さんが、仕上の作業を行っていました。びっくり!

現場の人との話は、参考になりますね。

いつもは、タイミング的に、ほぼ作業が終わった状態でしか見ていませんでした。


個人的に鉄骨住宅の設計が少ないということもありますが・・・・ガ-ン




でも、今日は、運良く、作業をしているところを見ることが出来ました。ニコニコ


ココは、チャンスとばかりに、屋根屋さんに色々と質問をぶつけてみました。


普段から、本やカタログ、文献などを調べながら図面を書いていく事が多いです。


しかし、私の場合、文献だけからの情報だと、頭でっかちになりがちです。


経験があれば別ですが、経験も少ないのに、あたかも全てを知り尽くしたかのような錯覚に陥ります。




例えば、

料理の本をたくさん読んで、知識は豊富だけど、実際の料理は、イマイチ!?

みたいな感じに近いのかな?(例え話として合ってるかな?)







私は、設計者は、建物が出来て初めて評価されるといつも考えております。


いくら、良いアイディアでも実現出来なければ、実績ゼロです。


良いアイディアを実現するには、頭でっかちでは、実現出来ません。




それには、まずは、お施主さんに理解して頂き、

そして、現場にも理解してもらいながら、たくさんの壁を乗り越えていくというプロセスが必要だと思います。





私は、よく「実務レベル」という言葉を多用します。

それは、「実現する」ということを強く意識しているからです。






何か新しいことをやろうとした時、文献やマニュアルだけでは、なかなか思うように実現することはできません。

現場で、どのような道具や方法で作られていくのかを実際に「見」、そして、「感じて」計画していくことも大切だと思います。




だからといって、現場の話が全てでもないとも思っております。

それらを総括して、判断しながら前に進めていくことが、目標に向かっていけるコツではないかと考えております。




今、ちょうど木造住宅の設計を進めており、屋根材を活かした住宅の図面を作成しているところでした。

頭の中では、可能なのですが・・・ガ-ン

「実際、うまく出来るのかな?」

「現場の人はやってくれるのかな?」

「コストにどれくらい影響するのかな?」

・・・・・

と色々、頭の中で想像していました。




そんな時に今日は、実際に作業している方とお話が出来て、大分、判断基準が明確になってきました。ニコニコ




現場に行くと、作業している人の話や意見が聞けるので、とても楽しいです。ニコニコ



明日から、図面が前に進みそうです。ニコニコ



良かった、良かった。



設計って、ワクワクして楽しいですね。ニコニコ






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タグ :現場屋根材

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Posted by Shingo at 00:34 │現場
この記事へのコメント
こんにちは。

現場の人って、僕のことですか?
アハハハ、ほんの冗談です。

実は僕、人間として、あるいは、人生としては、
文学の道を選びました。
だから大学は文学部、特に、古典文学を選びました。

でも仕事は、教育なんです。

学校教育、
つまり、小学校から高校までの、教育の世界では、
実は「現場」って言うんです。
教育現場という、現場と言われています。

でも、
現場って言うと、
やっぱりSingoサンがおっしゃる通り、
工事現場とか、施工現場って感じが、しますよね。

何故そう言うのか、
随分、考えてきましたが、いまだに上手な答えが出ていません。

工事現場も、教育現場も、まあ同じよっていえば同じようなもんか?(笑)

ちなみに、
学校教育の現場は学校ですが、
教育は、何も、学校だけではありません。

会社では、社員教育。
ご家庭では、家庭教育が行われている(ハズだ)から、
そう考えると、そこらじゅう現場だらけだ~。

もしも、上の写真が人ではなくて、
機械やロボットが行っていたら、僕は、あまり魅力を感じません。
人と仕事をする、人が考える事が形になる、
更に、Singoさんの人間的な思いを、現場の人たちが、実際に形にする。
とても遣り甲斐のある、お仕事です。ちばりよ!
Posted by 横浜のtoshi at 2010年07月07日 04:55
こんにちは。
お料理のたとえ、よ~~~く解ります♪
Shingoさんの姿勢、素晴らしいです!

設計者、施工者、施主がお互いの思いを理解出来れば、
より精度の高い建物が造れると思います。

夏真っ盛りになりますが、頑張ってください!^^
Posted by こーママ at 2010年07月07日 10:56
to 横浜のtoshiさん

長文コメントありがとうございます。<(__)>
現場って、ほんとあちらこちらにありますね。^^

私が考えるに「現に作業や行為が行われている場所」という感じでしょうか?

販売店で言えば、計画する人がいて、実際に販売する現場がある。
映画で言えば、シナリオを書く人がいれば、実際に撮影する行為がある。
洋服で言えば、デザインする人がいれば、実際に作る工場がある。
みたいなことかなと考えてしまいました。^^;

しかし、世の中は、現場の集合体なんですかね。

私の場合は、頭の中にあったアイディアが、現場があることによって、リアルな世界に出てきた感じなんでしょうね。^^;

面白いコメントありがとございました。
Posted by ShingoShingo at 2010年07月07日 19:18
to こーママさん

コメントありがとうございます。
料理の例えで良かったんですかね?^^;
より、良いものを作ろうと思うと一人だけでは無理なんですよね。
どうやれば、目標に近づけるのか!
ただ、それだけ考えているんですよね。^^
夏、まっさかり!
クーラーの調子が悪いのが心配です・・・
Posted by ShingoShingo at 2010年07月07日 19:25