2012年10月04日
新しい「図面の書き方」社内勉強会
昨日、社内で、新しい「図面の書き方」の勉強会を行いました。

パソコンで、図面を描くときは、CADとよばれるソフトを使用します。
私の事務所では、VectorWorksというCADソフトをMacで使っております。

私自身は、VectorWorksに名称が変わる前のMiniCad時代から使い続けております。
名称が変わるだけではなく、技術もどんどん進化しております。

今までは、手で描いていた図面をパソコンでデジタル化するようなイメージでCADソフトを使って図面化しておりました。
それが、パソコンで、3Dのイメージ図が描けるようになり、最近では、3Dでイメージ図ではなく、図面化出来るような時代に突入してきました。

いわゆるBIMという図面の書き方です。
興味のある方は、「BIM」で検索してみて下さいね。
簡単に言うと、これまでは、紙に手書きで描いていたように図面をパソコンで「図面化」する作業でした。
これからは、仮想建築物をパソコンで「モデリング」するという作業ということになります。
つまり、パソコン内で仮想建築物を構築し、見たい部分をスパスパ切り取って、紙に出力するというイメージでしょうか。
もちろん、私が使用しているCADソフトもBIMに対応しております。
以前から興味がありましたので、ぼちぼち私の事務所でも取り入れてみようかと思い、私の方で、一部の図面を試験的にBIMで描き始めてみました。
そして今回、スタッフに勉強会で実演し、今後徐々に、取り入れていく準備をしております。

まだ、私もBIMを触り始めたばかりではありますが、まだまだ発展途上なのかな・・・かゆいところに手が届かないような場合もあります・・・・

それでも、今の段階で色々とメリットが多いような気がしますので、しばらく奮闘しながら、頑張って習得していきたいと思います。

こうなってくると、今の建築士の手書で行われている製図試験が、どんどん化石のようになっていきますね。

ひと昔前:手書き図面 → 現在:パソコンで図面化(CADソフト)→ 最近:BIMソフトでモデリング
手書き図面は、BIMから考えると、2世代前の手法となってしまいますね。

今後は、学校でも、授業で取り入れて欲しいですね。

会社で、ゼロから教えるのは大変なので・・・

そうは言っても、個人的には、手書きは、必須だと考えております。

それにしても、技術が発展していくことは良いのですが、それを利用する私たちも対応していかないといけませんね。
常に勉強続きですね。

http://su-ma-i.com
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Posted by Shingo at 18:49
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