現場の人との話は、参考になりますね。

Shingo

2010年07月07日 00:34

昨日は、スタッフを連れて、現場を廻ってきました。



その時ちょうど、鉄骨住宅の屋根屋さんが、仕上の作業を行っていました。



いつもは、タイミング的に、ほぼ作業が終わった状態でしか見ていませんでした。


個人的に鉄骨住宅の設計が少ないということもありますが・・・・




でも、今日は、運良く、作業をしているところを見ることが出来ました。


ココは、チャンスとばかりに、屋根屋さんに色々と質問をぶつけてみました。


普段から、本やカタログ、文献などを調べながら図面を書いていく事が多いです。


しかし、私の場合、文献だけからの情報だと、頭でっかちになりがちです。


経験があれば別ですが、経験も少ないのに、あたかも全てを知り尽くしたかのような錯覚に陥ります。




例えば、

料理の本をたくさん読んで、知識は豊富だけど、実際の料理は、イマイチ!?

みたいな感じに近いのかな?(例え話として合ってるかな?)







私は、設計者は、建物が出来て初めて評価されるといつも考えております。


いくら、良いアイディアでも実現出来なければ、実績ゼロです。


良いアイディアを実現するには、頭でっかちでは、実現出来ません。




それには、まずは、お施主さんに理解して頂き、

そして、現場にも理解してもらいながら、たくさんの壁を乗り越えていくというプロセスが必要だと思います。





私は、よく「実務レベル」という言葉を多用します。

それは、「実現する」ということを強く意識しているからです。






何か新しいことをやろうとした時、文献やマニュアルだけでは、なかなか思うように実現することはできません。

現場で、どのような道具や方法で作られていくのかを実際に「見」、そして、「感じて」計画していくことも大切だと思います。




だからといって、現場の話が全てでもないとも思っております。

それらを総括して、判断しながら前に進めていくことが、目標に向かっていけるコツではないかと考えております。




今、ちょうど木造住宅の設計を進めており、屋根材を活かした住宅の図面を作成しているところでした。

頭の中では、可能なのですが・・・

「実際、うまく出来るのかな?」

「現場の人はやってくれるのかな?」

「コストにどれくらい影響するのかな?」

・・・・・

と色々、頭の中で想像していました。




そんな時に今日は、実際に作業している方とお話が出来て、大分、判断基準が明確になってきました。




現場に行くと、作業している人の話や意見が聞けるので、とても楽しいです。



明日から、図面が前に進みそうです。



良かった、良かった。



設計って、ワクワクして楽しいですね。






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